キジョランの生育記録と幼虫の観察です。漢字で鬼女蘭と書きます。ガガイモ科・キジョラン属に属するつる性の植物でピロリジジンアルカロイドと言う毒成分を持っています。アサギマダラの幼虫は、鳥や動物から自分を守るため毒成分を食します。アサギマダラが卵を産み付けてくれることを願って日記を書いていきます。
鬼女蘭の由来は、花後の種子から出る白い綿毛が髪を振り乱した老婆に見立てた名前です(引用:参照)
引用:
薬草と花紀行のホームページ
https://yakusoutohana.shop-pro.jp/?pid=138480247
鬼女蘭の種子です。綿毛がついている状態になります。
鬼女蘭の実です。
2022年
植え付け場所はハガミ山 木之郷フジバカマ園から東へ150mほどの山の麓です。ほぼ半日陰となり夕方に西日が当たる、鬼女蘭にとって生育のしやすい環境になっています。
7月10日
植え付け場所を耕し穴を掘ります。
鉢植えの苗は2年目の5株を用意しました。
鉢から抜いて植え付けていきます。
つるが1m以上伸びている苗もあります。
植え付け後は根元に水をやります。後ろのネットにつるが伸びていくように支柱を立ててやります。
ネットの大きさは縦2m 横4mぐらいでしょうか。植え付け完了しました。手前側には幅は狭いですが、フジバカマが植わっています。
8月1日、成長の早かった苗は網に絡まってどんどん伸びています。
蕾をつけています、開花が楽しみです。
7月10日の植え付けより成長して、葉の枚数が増えました。
つるが伸びてきました。
8月31日
左から2番目苗が特に伸びていましたが、他の3本も伸びてきました。
9月16日
9月27日
アサギマダラが鬼女蘭の葉っぱの裏に卵を産み付けました。
左から1本目の苗に卵 2個、左から2本目の苗に卵 1個が見つかりました。幼虫が生まれてくるのが楽しみになりました。
左から2本目の苗で、最も成長の早い苗です。配置したネットを超えた高さになりました。孵化が近づくと先端が黒くなります。
11月14日
右から3本目の苗は生育が悪くなりました。
11月27日
昨日、遮光シートを苗の前面に張りました。野鳥が近づくのを防止するためです。野鳥はアサギマダラの幼虫を捕食します。そして目隠しと保温が目的です。
11月27日
遮光シートの内側はこんな感じです。鬼女蘭を観察するための空間があります。